感動の一冊

今年は何だか忙しくってなかなか読書ができませでした。ゆっくり読める就寝前はここのところずっと長男の「かいけつゾロリ」を読み聞かせ、そのうち私のほうが先に眠くなってしまう毎日。でも今年最後にとっても心に響く小説に出会えました。
         「その日の前に」・・・重松清
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秋に初めて書店で目にした時、表紙が優しく、心引かれたのですが、その時は読みかけの小説が溜まっていたので買うのをやめました。それからこの本はTVでも紹介されるほどになり、先日書店へ行った時やっぱり目に止まり、自分へのクリスマスプレゼントとして買いました。忙しくって読みかけの小説はあるのに、少し読んでぐんぐん引き込まれる小説は時間がなかろうが忙しかろうが一気に読んでしまうものですね。

この世のもの全てに永遠と言うものはなく、全て限りあるもの。昨日までの生活が明日以降も続くと当たり前に思っているけれど、幸せも不幸もやってきてしまう。その現実に直面した時の家族の思い、そして過ぎ去っていく日々・・・読んでいくうちに心が浄化されていくのがわかりました。

重松清さんの作品は初めてでしたが、心の描写が丁寧に伝わってきて、涙なしでは読めませんでした。短編集だけれど、読み進めていくうちにそれぞれの絡みがあり、重松マジックに十分酔わされました。これからはちょっと重松さんにはまりそうです。

読書はやっぱり心を豊かにしてくれます。来年もすばらしい本に出合えるといいな。
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by hao73940 | 2005-12-28 12:21 | ほん